ブッククラブの勧めで読むことになった本。読む前は、三日坊主になりがちな新しい習慣を自分のものにするにはどうすればよいか、そしてなぜ悪い習慣は直すのが難しいのかについての、個人的で実践的、教訓的な自己啓発書だろうと思っていたが、この本は優れた科学者が自分の研究について一般の人にできるだけ理解しやすいように噛み砕こうと努力(!)した本である。習慣についての命題を証明することから始め(すべての科学がそうであるように…)、脳科学、神経系、心理学(さらには文学でも)で接近して紹介する。
多くの情報が詰まった本なので、整理して後で見て参考にできるよう、もう少し丁寧に書いてみることにする。
この本は大きく二つのパートに分かれる。第1部 習慣の機械 1)科学者が言う習慣とは正確にどういう意味で、脳のどの部分で習慣が生まれるのか? 2)習慣の根幹をなす脳システムを説明。このシステムが他の種類の学習および記憶とどんな関係があるのか?
3)第3章 習慣がなぜこれほど粘り強いのか。4)脳の異なる記憶システムが、それぞれどのように作用して私たちの行動を賢明な方向へ導くのか。
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新しい習慣を学ぶための脳の計算を説明する理論のうち「強化学習reinforcement learning」
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異なる二つの強化学習に従って、習慣が稼働したり、計画的/目標指向的な行動が発現したりする。
5)自制心と意志力 — 前頭前皮質prefrontal cortex 6)中毒;あらゆる種類の中毒薬物がドーパミンを異常に過度に活性化させるのは、決して偶然ではない。第2部 習慣は変えられる。
7)公衆衛生問題に関連して、行動を変化させることがどれほど重要で、どれほど難しいことか。行動変化についての従来の研究が持つ欠点を説明し、行動変化を支援する基本メカニズムに焦点を当てて、既存の研究方式を変える新しいアプローチを紹介。
8)行動を変化させるのに役立つという数多くの戦略 — このアプローチの有効性検証 9)神経科学研究に基づく「介入戦略」についての説明。第1章から、彼は私の期待を知っていたかのように答える。
著者は、誰かが言う単純な解決策ではなく、読者が習慣について十全に理解し、自分なりのアイデアを得ていけるよう提示している。真の科学者だ!
まず習慣の定義から下してみると…思考は自動性が特徴で、「思考の習慣」があるという点も重要だ。特定の状況に直面したときに見せる情緒的反応もまた習慣になる。ではなぜ私たちの脳は、これほどまで習慣の機械へと進化したのだろうか?
変わらない事をしながら絶えず脳システムを使うのはエネルギーを多く要する事なので、脳が自身のために進化したということ。習慣を身につける脳システムと、過去の意識的な記憶を形成するのを助けるシステムは、まったく異なる。
報酬につながる行動を強化し、結果的に習慣発達の土台を整えるのにドーパミンが重要な役割を果たす。習慣が執拗になるのに寄与する様々な要因としては…習慣が執拗になる理由をこのように科学的メカニズムで証明されると、まるで誰もこのメカニズムから逃れられないかのような気がして、怖くさえなる。lol この本は全般にわたり、脳の機能が私たちの思考と行動を引き起こす様々な側面について詳しく説明する。こうした詳細な内容が習慣の形成と持続を理解するのに必須だと著者は説明する。
第2部で著者は習慣は変えられると言い、行動変化についての科学的アプローチを紹介し、反論する。この本を通じて習慣のアルゴリズムを科学的に接近し、理解したいなら強くお勧めする。
ただし、すらすら易しく読める本ではないので、心の準備は必須。私の点数は9/10。